Web周りの業務の悩みを気軽に相談できる先輩や仲間がいない

Webディレクター、Web担当者などの、Web周りの業務に携わるスタッフは企業の中でも少人数のことが多く、担当者が一人というケースも少なくありません。

これまでにいくつもの企業と携わってきましたが、先輩もいなく、業務をわかってくれる仲間もいなく、孤独に戦っている担当者を何人もみてきましたので、つらい状況もよくわかります。

ところが、この悩みの解決策は限られており、すぐに解決できるようなものではないのが、また悩ましいところです。

直接的な解決策にならないかもしれませんが、少しでも気持ちが楽になる方法やアイデアをいくつかご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

目次

交流会に参加する

交流会と聞くと、

  • 営業されるかもしれない
  • その後の連絡がめんどくさい
  • 立ち回って会話をするのが疲れる

という印象があるかもしれませんが、それを差し引いても有益な情報に出会えたり、悩みを相談できる人脈を構築できることも多いです。

Webディレクターに限らず、Web職に携わる人が集まる交流会に積極的に参加すると、同じ悩みを共有できる人たちに出会えるのでおすすめです。

世の中のWeb担当者たちは、あなたと同じように一人でWeb周りを担っていたり、一人でデザイナーとディレクターを兼任していたりと、孤独な状況で戦っている人たちがたくさんいます。

交流会に参加して、他の参加者にどんな業務をしているか尋ねてみると、「ひとりでやりくりしている」「自分のやり方が合っているか不安になる」ということを口にする人もたくさんいて、

「みんな同じことに悩んでいるんだな…」

と感じることができます。

また、「現在は社内に相談できる仲間がいるけど、前職では一人で頑張っていた」というような方もいて、Web職に従事している人はみんな同じ道を通っているんだな、と感じることができます。

この気持ちを感じるだけでも気持ちが楽になるので、交流会で話を聞いてみるだけでも状況は変化するのではないでしょうか。

交流会はどこで開催している

頻繁に開催されているのはやはり東京ですが、地方都市でも地場に根ざしたコミュニティや商工会が主催するイベントなども開催されています。

東京の場合は、Webコンサルティング会社やWebマーケティング会社が、自社のサービスを知ってもらう認知活動の一環でイベントを開催したり、セミナーと交流会がセットになっていることもあります。

イベント情報掲載サイトで開催情報を探せますし、TwitterやFacebookで開催を告知されることも多いので、Web系の企業の最新情報は定期的にチェックしてみてください。

SNSで繋がりをつくる

定番のやり方ですがSNSで繋がりを作るのはおすすめです。特にTwitterは日頃の悩みを呟いているアカウントも多く、同じ悩みを抱えている仲間に出会いやすいですし、リプライやDMなどで気軽にコンタクトを取れるのもTwitterのいいところでしょう。

Webマーケティングに携わっていると、SNSをやるときに「フォロワーを増やさなければ」「遊泳機な情報を発信しなければ」というしがらみに囚われがちですが、あくまで気軽にやりとりできる仲間を作ることが目的なので、自分から情報発信をしなくても良いですし、フォロワーも無理に増やさず10人、20人のフォロワーで十分目的は達成できます。

SNSで業界の先輩に質問してみる

また、SNSの良いところは業界の先輩に気軽に質問ができたり、相談ができたりすることです。

「質問お待ちしています」という方にはもちろん、先輩方の気になるつぶやきにリプライする形で質問をすれば高確率で回答を送ってくれます。

SNSは公に見られているということを考慮しなければなりませんが、具体例を伏せたとしても有益な回答をもらえることもあるので、勇気を出して送ってみると違う世界を見ることができるかもしれません。

上司や先輩に少しでも関心を持ってもらう

社内に気軽に相談できる人がいないということで、交流会に参加したりSNSで繋がりを作ってみようという提案でしたが、それでもやはり社内に少しでも相談できる人がいると、それだけで気持ちが軽くなります。

そのためには、上司や先輩に少しでもWebのことに興味を持ってもらい、会社にどのような利益をもたらすのかを知ってもらうことが大切です。

「うちの先輩たちはWebのこと全くわからないから…」と諦めるのではなく、どうやって伝えれば興味を持ってもらえるかを考えて、日頃からプレゼンをしてみてください。

Webマーケティングは、優れた戦略と技術があれば成果を出せると思われがちですが、実はその施策を実行するための根回しややりくりをするなどの社内政治も重要になります。

そういったプレゼン能力や社内での立ち振る舞いもWebディレクターの必須スキルで必須タスクだと思えば、上司や先輩に対しての関わり方も変わってくるはず。

そして社内政治を頑張った結果、予算を増やしてくれたり、担当者を増やしてくれたりすることもあるので、ぜひやり方を変えてWebマーケティングに関心を持ってもらえるように取り組んでみてください。

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